不動産売却を成功させるノウハウNo.35
2021年06月18日
間違った不動産会社の選び方
インターネットの情報を見ていると、さまざまな不動産会社の選び方が紹介されています。
正しいものもありますが、中には一昔前の選び方が書かれているものもあります。
時代によって不動産会社の選び方も変わっていきます。
ここではまず、これまで「常識」とされてきた不動産選びの方法について考えていきます。
①大手の不動産会社の方が、小さな不動産会社より情報を持っている
昔は確かにそうでしたが、現在は「レインズ」があるため、会社の規模だけで情報量を判断することはできなくなりました。
確かに大手は表に出していない自社の事例を持っていることがありますが、それだけで大手のほうがすぐれているとはいえなくなりました。
②宅建免許の更新番号が大きい方が歴史があっていい不動産会社
宅建免許の更新番号とは、その不動産会社がこれまで何回免許を更新しているのかを示す数字です。
昔は3年に1度宅建免許の更新を行ない、営業を継続していました。
しかし現在は、この更新も5年に1回となっています。
例えば免許番号が「東京都知事(7)第0000号」となっていた場合、(7)の部分が免許を更新した回数です。
よってこの番号が大きければ大きいほど、長く不動産業を行なっているということになります。
このため、この数字を見れば、「長くやっているか新参者か」は、簡単に見分けることができます。
免許番号が(1)であれば創業5年以内の会社です。
確かに長く続けている会社は信用があるとは思いますが、創業したばかりの不動産会社でも、いい仕事をしてくれるところがたくさんあります。
反対に、古い不動産会社で、体質も古いままということもあるのです。
免許の更新番号はあくまで参考と考え、もっと本質的な部分で不動産会社を見極めてください。
③駅前にある不動産会社がいい
これも一概にそうであるとは言えません。
なぜなら、ご自宅の売却を山奥の不動産会社に依頼したとしましょう。
その不動産会社が①でご説明した「レインズ」に物件情報を登録します。
すると、駅前の不動産会社のところに来た買主さんにちゃんとご自宅が紹介されます。
これは極端な例ですが、駅前の不動産会社に売却を依頼しなくても、ちゃんと情報は届くのです。
不動産会社の位置は参考にならないと考えて良いでしょう。
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本日は以上となります。
次回も引き続き、 賢く・高く、不動産売却をしていただく為の、ノウハウ をお届けいたします。
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