不動産売却を成功させるノウハウNo.81

2022年09月17日

買主さんの気持ちになって考えよう

 

前回に引き続き、買い手が中古物件を選び、買う理由を掘り下げてみたいと思います。

 

 

そのエリアに住みたい(エリア重視)

中古物件を選ぶ一番の理由が「エリア」です。

「このエリア限定!」で探している人はたくさんいます。

エリアを限定すればするほど、新築、中古含め、売出物件が少なくなるため、必然的に予算を上げざるを得ないことになります。

売り手にとっては、強気の価格設定ができる買い手ということになります。

 

その中で大事なのが学校の「学区域」です。

特に、小学校は学区域が細分化されているため、より狭い「エリア」となります。

たとえば、小学校12年生の子供がいる家庭では、2人目ができたからといって住み替えで転校させるというのも大変です。

周辺のコミュニティも形成されているため、学区域内での住み替えを選ぶ傾向にあります。

そうなると、売り出したご自宅を、地元周辺に住んでいる人が購入する可能性が高いということになります。

毎日のように配られる近隣へのチラシは、そういう意味で効果的です。

しかし、このケースはファミリータイプである3LDK以上でなければ効果が少ないのです。

子供が2人いる4人家族がどんな間取りを好むか?と、イメージしていただければ、おわかりだと思います。

 

更にエリアにこだわって選ぶ理由として、学区域以外では以下の2つが考えられます。

 

地縁重視タイプ:現在住んでいる、あるいは実家に近いなど、人との繋がり重視

同じエリアに住んでいる人で、現在賃貸住宅に住んでいるが、家賃負担と住宅ローンを比べて、「買った方が得」という動機で購入に踏み切ることは多いものです。

賃貸で2LDK以上に住んでいると支払う賃料の総額が高く、家計を圧迫しますが、住宅ローンを利用して購入することで、賃料よりも安く広い部屋に住むことができるのです。

結婚や第一子を出産といったタイミングで購入する人も多いです。

「昔住んでいた」「実家に近いから」という理由でそのエリアの物件を買う人も多いのですが、どちらも学区域に比べれば「このエリアにしなくてはいけない」という動機は薄く、そのエリアがどれだけ好きかによります。

 

憧れエリア重視タイプ:住んでみたいエリアを選ぶ

憧れエリアは、「人気エリア」と言い換えることもできます。

都心部に集まる傾向があり、地縁がある人の方がむしろ少なく、住んでみたい憧れを持って流入してくる人の割合が多いエリアです。

その一方で、郊外に行けば行くほど、憧れエリアは減っていくことになります。

郊外に行けば行くほど、前述の「地縁重視タイプ」の買い手が増えてきます。

買い手はファミリー層が多くなりますから、郊外では面積が小さいタイプの物件は成約しづらい傾向にあります。

 

次回も引き続き、「そのエリアに住みたい(エリア重視)」を掘り下げてみたいと思います。

 

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本日は以上となります。

次回も引き続き、 賢く・高く、不動産売却をしていただく為の、ノウハウ をお届けいたします。

 

尚、ご売却のご相談や、再査定をご希望の方は下記よりご連絡いただければ幸いです。

 

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