不動産売却を成功させるノウハウNo.82

2022年10月01日

買主さんの気持ちになって考えよう

 

前回に引き続き、買い手が中古物件を選び、買う理由「そのエリアに住みたい(地域重視)」を掘り下げていきます。

 

人気のエリアは高く売れやすい

新築マンションであれば、販売先のデベロッパーが大量の広告予算を確保していますから、物件から遠く離れたエリアにまで新聞折り込みチラシが入ってきます。

しかし、中古の販売はチラシ配布の範囲が狭まります。

そのため、「憧れのエリアに住みたい」という人はインターネットを活用して物件を探すことが多くなります。

中古物件の価格はいつも変動しており、それぞれの価格設定は売り手(および不動産会社)の判断によりますから、高い物件もあれば安い物件もあります。

 

仮に、その人が気に入った物件が、その物件のこれまでの過去取引事例と比較して高かったとしても、自分の予算内で納まっていればいいわけです。

予算内で、広さや間取りなど希望の条件が揃っており、納得すれば買うわけです。

インターネットで憧れエリアの物件を探している人は、「去年の今頃は2500万だったのに、今は3000万になっている。

悔しいから買わない!」とは思わないものです。

 

これは、地元エリアで物件を探している人に多い感情だと思います。

地元に長く住んでいる人は、「このあたりの物件はいくらで売れている」ということをよく知っています。

過去の事例をよくわかっているため、「この物件、前に一回、売りに出てたね」「あの時よりも、高くなっている」と、つい思ってしまうのです。

値上がりしていると、なんだか損をしたような気になるのです。

「憧れのエリアに移りたいから物件を探している」という人は、現在の物件の価格が自分の予算内であれば買うため、「以前の価格が安かったから買いたくない」という発想はあまりしないのです。

 

郊外になると新築も安くなります。

新築の価格と中古の価格の差が10%もあれば「けっこうな開きがあるな」と思ってしまいますが、実際に新築の2000万円と中古の1800万円位の差であれば、新築を買うでしょう。

新築が安いエリアでは、中古物件が高くなりにくいのです。

 

以上はあくまでもエリアの一般論ですし、これを言われたところで、売主さんとしてはどうしようもありません。

ですから、相場より高く売りにくいエリアであれば、それを知ったうえでいかに高く売るかが大事なポイントとなるのです。

 

次回からは、「買うタイミングが来た」について、掘り下げてみたいと思います。

 

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本日は以上となります。

次回も引き続き、 賢く・高く、不動産売却をしていただく為の、ノウハウ をお届けいたします。

 

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