不動産売却を成功させるノウハウNo.90
2023年02月19日
不動産会社の業務STEP5~7
STEP5:内覧を受ける
物件確認を終えると、実際に買い手候補の人がお部屋を見に行きます。
内覧を受ける際のポイント・注意点は、主に下記の点です。
・内覧時は部屋中の電気をつける、電灯は新しいものに替え、照度を上げる。
・物を捨てたり片付けたりする。
雑然とした感じをなくし、広く見せる。
・特に、リビングにはあまり物を置かないようにする。
・水回りは、場合によっては(ダスキンなどの)クリーニングサービスを事前に入れておく。
・内覧時には、小さいお子さんやご主人は、なるべく部屋にいないようにする。
ペットもできれば外に。
「ご主人がいると落ち着いて部屋を見ることができない」という女性のお客さんは多いのです。
・空気の入れ替えをしておく。
しっかり窓を開ける。
カーテンやブラインドも開ける。
STEP6:営業活動報告する
売却活動が始まると、先ほどおさらいした媒介契約の種類によって、営業活動の報告義務があります。
専任媒介契約では2週間に1回、専属専任媒介契約では1週間に1回が原則です。
法律で定められているのは、報告の頻度だけです。
どんな内容で、何について報告しなくてはいけないか、の定めはありません。
ですから、各社がそれぞれのスタイルで売主さんに報告をしているのが実情です。
その為、最も重要である「どのくらい広告をしているのか」をきちんと報告している会社はそう多くありません。
広告をうまく活用しなければ、購入検討者に100%の情報が届くはずがありません。
この広告活動の報告なしに、「価格を下げましょう」という会社は疑った方が良いでしょう。
やるべきことをやって、それでも購入検討者が現れない場合に初めて価格を下げる検討をしてほしいものです。
STEP7:売主さんが、売却活動をチェックする
最後に、不動産会社による売却活動を売主さん自身で確認する必要性についてお話しします。
専任媒介契約や、専属専任媒介契約では、売却を依頼している不動産会社は1社だけです。
その会社がどれほどの活動しているかといったことは、「不動産会社にお任せ」の状態になりかねません。
本来は、信頼できる不動産会社を選び、お任せするのが売主さんにとって最も安心で気苦労がないのですが、なかなかそううまくはいかないのが現実です。
本当に「お任せ」できるかどうか、特に、広告活動については、売主さんがチェックをしてください。
また、あまりにも早く「買いたいと言うお客さんが見つかりました!」という場合、その値段が自分の希望にとだいぶかけ離れているなら、「他の不動産会社へ紹介してくれましたか?」と聞いてみましょう。
売り出し価格の満額なら問題ありませんが、大きな指値(さしね)が入っている場合は、両手仲介を狙って、自社内のお客さんの中で決めてしまっている可能性もあります。
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本日は以上となります。
次回も引き続き、 賢く・高く、不動産売却をしていただく為の、ノウハウ をお届けいたします。
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